こんにちは、みやです。
本日はこちらの情報教材について調べていこうと思います。
及川氏の教材です。
インフォトップ上位に及川氏の教材が結構並んでいて驚いています。
かなり多くの教材を出していらっしゃるんですね。
今回の教材はどうでしょうか。
販売元詳細
・商品名 FXismデイトレ大百科
・販売会社 株式会社SMS
・販売者 及川圭哉
・住所 埼玉県新座市栗原2-3-43-305
・電話番号 03-6869-4136
・URL https://fxism.jp/lp/daytrade_198/
FXismデイトレ大百科とは
パーフェクトトレードを利用した順張りの手法になります。
パーフェクトトレードというのは、短期・中期・後期の移動平均線が
綺麗にこの順番で並んだ場合にトレンドが発生していると定義して
エントリータイミングを見てトレードします。
過去チャートを見てみると分かると思うのですが
レンジ相場ですと、この3本の移動平均線が絡みあっていると思います。
トレンドが発生している時は、綺麗に並んでいるのが分かると思いますので
一度移動平均線を3本チャート上に表示させてみると良いと思います。
25MA(短期)・75MA(中期)・200MA(後期)が基本になります。
エントリーする足は5分足になるのですが、
ブル・ペアマークという、オリジナルインジケーターによって
5分足、15分足、1時間足の今のトレンド方向が
どちらを向いているのかを表示してくれます。
これをフィルターにして、
全ての足のトレンド方向がそろっていた場合のみエントリーすることで
ダマシを極限に減らすことが可能になります。
一見すると素晴らしい手法に見えますが、
やっていることはいたって王道手法で、問題点もいくつかあります。
レビュー評価も良いものが多いですが、
問題点をしっかり把握しておいた方が良いと思います。
FXismデイトレ大百科の問題点
パーフェクトオーダーは5分足で機能し辛い
「FXismデイトレ大百科」の一番の問題点といっても良いと思います。
パーフェクトオーダーというのは、基本的には長期足で行う手法です。
5分足の場合は、素直な動きをすることが少なく
たとえパーフェクトオーダーの条件がそろっていたとしても
ダマシに会う可能性がとても高いです。
そのための、ブル・ペアマークというオリジナルインジケーターなのかもしれませんが
5分足、15分足、1時間足のトレンド方向が一致したタイミングであっても
5分足のトレンド方向はすぐ変わるため
あまり役には立ちません。
どちらかというと、後付けの理由にしかならないんですよね。
全てのブル・ペアマークの色が同じだから、トレンド方向が一致
というより
トレンドが発生していたから、ブル・ペアマークの色が全て同じ
こんな感じで、はっきり言うと当てにならないということです。
そうなってくると、5分足を使ってパーフェクトオーダートレードをすることは
極めて難しく、勝率も高くないことが想像できます。
リスクリワードは、2:1ぐらいですので、悪くは無いですが
このリスクリワードでも、マイナスになる可能性が十分あります。
最終的には裁量判断になる
FX手法教材の最大の言い訳がこれです。
最終的なエントリーは裁量判断になるため、
セールスレターと同じ結果になるとは限らないということですね。
上の問題点でも上げましたが、
5分足を使って裁量判断をすることは極めて難しいです。
日本人は5分足を使ったトレードを好みますが、
私は方向がつかめないので、絶対に使わない足です。
セールスレター上では、「爆益」だの「天才チャート」だの「毎日50pips」だの
書かれていますが、5分足を使ってトレードするのでしたら
初心者の方では絶対無理です。
断言しても良いです。
発案者の及川氏はものすごいFX経験があるからこの手法で結果を残せるだけです。
グランビルの法則という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが
MAを使ったトレードをするのでしたら、
絶対に知っておかなければならない法則です。
結局この手法も、グランビルの法則を利用したエントリーにすぎませんが
エントリー方法がかなり曖昧なんですよね。
こんな単純じゃないです・・・。
経験者の方ですと、MAとローソク足の形から
ブレイクする可能性の高いポイントを見極めることが出来るのですが
これは経験を積む以外方法がありません。
言葉で説明するのがとても難しいんですよね。
もしこの手法を使って、トレードするのであれば
過去チャートやデモトレードを使って相当練習する必要があります。
バックエンドがある
これだけレビューサイトで高評価の教材にもかかわらず
なぜバックエンドがあるのかかなり疑問です。
バックエンドは、詐欺商材の象徴とも言えますので
バックエンドを付けることで、教材としての価値が下がってしまいます。
及川氏はFX業界ではかなり有名な方で、出されている教材の評価も
どれも良いため、バックエンドを付けるのは勿体ないですね。
しかもかなりの高額塾の勧誘が来ます。
バックエンドは無視すれば良い話ではあるのですが
購入した教材自体に、購入者の教育が入っていますので
普段なら絶対に購入しないである高額教材であっても
教育されてしまったが故に購入してしまう危険性があります。
基本的にバックエンド教材に関しては、
開発者が儲かることが一番の目的になっていますので
値段相応のサービスを受けられる可能性は極めて低いと思ってください。
総評
絶賛しているレビューサイトがとても多いですが
私はお勧めできません。
理由は、再現性が低いからです。
上の問題点でも上げましたが、裁量判断が極めて重要になってくる手法で
その判断は経験以外で精度を上げることが出来ないんですよね。
パーフェクトオーダーを使った順張りトレードは
とても王道手法ではあるのですが、
5分足がパーフェクトオーダーとマッチしていないため
5分足でエントリーを考えると、
しっかりとしたマルチフレーム分析や
時間帯によるボラティリティの強弱など色々な判断材料が必要になってきます。
「FXismデイトレ大百科」のエントリータイミングは
短期MAの上抜けと下抜けが条件になっていることから、押し目や戻りでの
エントリーが多くなってくると思います。
押し目や戻りを使ったトレードを行う場合は、
トレンドが今後も続くかどうかの判断をしなければなりませんが
その判断も、結局経験以外では学ぶことが出来ないんですよね。
そう考えると、この手法はほぼ裁量といっても過言ではないため
トレード結果が人によって大きく違ってきます。
いくら素晴らしい手法であっても、再現性が低ければ
使いこなすことが出来ませんので、全く意味が無いですよね。
数ヶ月から半年この手法だけを使って、
ひたすらデモトレードで練習するのでしたら話は別ですが、
それぐらいの本気がないと
この手法を使って利益を出す事は出来ないです。
そのことだけは、頭に置いておいた方が良いと思います。
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